2012年08月24日
木漏れ日の中で

私が子供の頃、近くの那珂川には、ナマズやコイ、フナ、ハヤは当然のこと、オヤニラミなんかの今では珍しい魚なんかが住んでいた。
当時は、まだ川も澄んでいて、夏休みには水着や水中メガネを身につけ、素潜りで魚を捕りにいくのが毎日の日課となった。
浅瀬なら、かなり水も澄んでいて、魚はよく見つかる。そうやって陽が暮れるまでよく遊んだものだ。テレビゲームなんてなかったし、自然の中で遊ぶのが当たり前。我々世代にとって、それが当然の時代だったのかもしれない。
少なからず子供の頃に過ごした日々が、今の川釣りの土台になっているのは間違いない。
この那珂川の上流には、中ノ島公園がある。
続風土記拾遺にその由来が記されている日吉神社の境内と、それに隣接する那珂川の中洲全体が中ノ島公園。県天然記念物のオガタマノキなど大木が茂る中、夏はひんやりとした風が吹き、今では、真夏の風物詩で駐車場の車が満車になるほどの人気。
子供たちが安心して、川遊びができ、沢ガニや小魚も捕まえられる自然環境が整っている。
セミをつかまえたり、冷たい水に足をつけながら、魚捕りに夢中になったり。
木漏れ日の中で、涼みながら、家族でお弁当を広げ、楽しいひとときを過ごす。
カンカンと照りつける太陽のもと、親と一緒に水遊びをする、明るく眩しい自然の中で過ごした時間。そんな楽しい体験は、子供たちが親になった時にきっと生きてくるに違いない。
いつまでもこの美しい自然を、後世の人たちへ残せていけたらこれほど素晴らしいことはありませんね。
いつもより眩しい夏のひととき
おまえたちにとって、楽しい思い出になるといいね。
Posted by mpfyh669 at 17:52│Comments(0)
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