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2011年10月23日

さかな



私たちが釣る「魚」。

昔は、さかなという言葉には主に「肴」の文字があてられた。
さかなの「さか」は「酒」であるという。


酒を飲む時の副食の魚菜が本来のさかなであったのだが、いつしか調理された魚が酒の魚を代表するようになって、さかなと言えば魚を意味するようになった。


かつては食材としての魚が、「さかな」であり、泳いでいたりする魚そのものは、「うお」として区別されていたようだ。
現代では、「魚屋」の表記であるが、江戸時代では「肴屋」と書かれることが多かった。


「うお」と「さかな」の区別は、江戸時代の「どじやう」と「どぜう」の関係にも当てはまる。
どじやうは、ドジョウが生きている時の名で、どぜうは鍋料理になってからの呼び名だったという説がある。


葛飾北斎の描いた生きたドジョウの絵の裏には、はっきり「どじやう」と書かれている。(釣魚をめぐる博物誌より)


生きている、死んでいるで呼び名が変わるとは、面白いですね。



  


Posted by mpfyh669 at 08:26Comments(0)魚 雑学