2010年09月20日
宝満川の自然
昨日は、筑紫野市 宝満川でカヌー大会が開催されていた。今回で13回目だそうだ。
ここは釣りに来ても、日頃、そんなに人がいる場所ではないけれど、今日は違った。午前中は、小中学生らしき子供たちが、様々な色のカヌーに乗り込み、器用にオールを漕ぎスピードを競い合いながらゴールを目指して頑張っていた。
川岸では、「キャー!! ○○ちゃ~ん、頑張れ~!! 」と親子さんの声援があったり、テントを出し、町内で飲み物や食べ物なんかも販売しており、とても賑やかで活気があった。

カヌーを見ながら、ふと川岸を見ると
「蛍が舞い 魚いっぱいの宝満川をよびもどそう」、「川との共生をもとめて」
の看板が掲げてあるのが目に入った。
このカヌー大会を通して、たくさんの人が集まれば、川に親しみ,川との触れ合いを通して、自然のすばらしさや大切さを再発見することができ、上流から下流へと人々の交流も深めることができる。
そんな市民へのメッセージが込められている。
確かに最近では、蛍や魚がいる場所も都会ではだんだん少なくなったなあと思う。「どんこ」や「メダカ」「ザリガニ」なんか、自分が子供の頃には当たり前にいたのに、川が汚れ、今では見ることがほとんどなくなった。一部の種類は、この辺りでも気が付いたら完全にいなくなっている。これって結構、深刻な問題になってる。
近い将来、私たちに身近な魚がいなくなることなんてのも、十分ありうる。

釣りに行くと、いろんな所に空き缶などのゴミが散乱している。そういった環境に対しても、一人ひとりが意識していかないとやっぱり難しいことなのかもしれない。
カヌー大会は今回で13回も続けている。市民への啓蒙活動。これって主催者側からすると大変なパワーがいると思う。
釣りの楽しさは、魚を釣るだけにとどまらず、綺麗な景色や自然を目で楽しむところにもあるはず。
今も昔も変わらず楽しむためにも、これを機に自分一人でも出来ること、続けられることは何だろう。そんな事を考えさせられた、
きれいな青空の一日であります。
