2011年04月21日

大河の一滴

大河の一滴


今日、また一つ歳を重ねた。

振り返れば、いつの間にか人生の折り返し地点を過ぎていた。

桑田圭祐が福山雅治をはじめ沢山のミージシャンを集い、東日本大震災被災地支援チャリティーソング「Let's try again」(作詞・
作曲/桑田佳祐)のミュージックビデオが完成した。


昨日、被災者の方々の為に、そのビデオがTVでオンエアされた。



 「 新しい夜明けを信じて  今こそ立ち上がれ夢溢(あふる)る 
 
 笑顔の人生を もう一度 取り戻せ」
                                             
                               


その被災した人々を励ます歌詞に、その歌声に心が大きく揺れた。


多くの被災者を、日本を励まし、復興を願う大勢のミュージシャンの応援歌がひしひしと伝わり、胸の中に熱いものが込み上げ、思わず涙が出た。

力のある方の呼びかけは、本当に大きな力を生み出す。 

他にも、連日のように芸能人をはじめ、各界の著名人が被災者の応援に名を連ねている。




今回の震災は人ごとではない。

同時に思う。小さな自分…。はたして、今、何ができるのだろう?

今回、親類も災害に巻き込まれたのだが、幸いにも建物の崩壊だけで、九死に一生を得た。

でも、まだまだ多くの人たちが、不安や苦しみを抱えながら生きている。

TVを見ながら、被災者の悲痛な声を聞くと、本当にやり切れない気持ちになる。


そんな気持ちも、一端、TVを離れてしまえば、いつものように日常の生活に追われている自分がいる。

大半の人がそうかもしれないが、わが身に起こらなければ、本当の意味で理解はできない。

コンビニや各店舗に設置された義援金の箱。

それでも我々が身近に出来る事といえば、この募金しか方法がみつからない。


子供には言う。

たとえ、心がどうであれ、1円の募金でも現実の世界では、確かに1円という尊い価値を刻んでいるって。


人の一生って、ほんとに分からない。


いつこの瞬間に死ぬかも分からない。


この世に生を受けても、「お金が欲しい」「贅沢して楽しく生きたい」…。自分や家族の幸せだけを求めて生きる。

確かにそんな生き方がいいに決まっている。義援金を目当てに、窃盗をはたらく者も後を絶たない。



自分が楽して生きる為に…。


でも、生きることはできても、人として生きた真価が問われる。




五木寛之の本に「大河の一滴」というタイトルの本がある。私には、この言葉がとても印象深い。

我々が、いつも釣りを楽しんでいる身近な川もそう。

ひとしずくの水が、たくさん集まって、大きな大河を作りだす。全てはほんの一滴の水から始まる。

今できること。ほんとに笑われるくらい、ちっちゃな事しかできないけれど、何かのお役に立ちたいとずっと思い続けている。



人さまの為に役立つ事で、自分自身の喜びと感じる人生観。


人として生きる為に、今できることを。


そんな生き方を常に目指したい。


我々、ひとりひとりは一滴の水。


その一滴が大きなものを生み出していくから。







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Posted by mpfyh669 at 22:25│Comments(2)釣り
この記事へのコメント
はじめまして、

いいお話ですね。

ホントそう思います。
Posted by ゴルゴゴルゴ at 2011年05月07日 11:02
ゴルゴさん、はじめまして!

この日、ちょうど誕生日だったので、思う所あって、書き綴りました。

つたない文章ですが、そんな内容にも共感頂いて、とても嬉しく思います
(^^)

☆ありがとうございます☆ 
Posted by mpfyh669mpfyh669 at 2011年05月07日 23:24
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